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屍鬼

村は死によって包囲されている。



屍鬼〈1〉 (新潮文庫)屍鬼〈1〉 (新潮文庫)
(2002/01)
小野 不由美

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屍鬼〈5〉 (新潮文庫) 屍鬼〈上〉


オススメ度 : ★★★★☆

十二国記”などでおなじみの小野不由美先生のホラー小説です。

 人口わずか千三百、三方を尾根に囲まれ、未だ古い因習と同衾する外場村。
 猛暑に襲われた夏、悲劇は唐突に幕を開けた。村人たちが謎の死をとげていく。
 増え続ける死者は、未知の疫病によるものなのか、それとも――。

ホラーは基本的に読まないのですが(怖いのは苦手なので)、
藤崎竜先生がこの作品を漫画化すると知って、連載が始まる前に読みました。
非常に面白い作品でした! なるほど、確かに名作だ!
物語は、ある村が火に包まれ完全消失するところから始まります。
村が死に至るまでの数ヶ月を丁寧に描いています。
外場村という人口1300人のごく普通の村が舞台。
普通の村と違いがあるとすれば、1990年代になった今でも土葬が残っており、
それと同時に“起き上がり”の伝説も残ってます。

誰が主役というわけでなく、外場村全体を描いた群像劇という感じです。
名前のある登場人物だけで100人以上いるらしいです。数えてませんが。
視点もあっちこっちに飛ぶので、誰が誰だか途中で分からなくなったり……。多すぎ。
静信や敏夫、桐敷家、夏野や田中姉弟あたりを覚えておけば、だいたいはOKです。
しかし、読み終わる頃には意外と心に残る人物が結構いたりします。
いい意味でも、悪い意味でも。

文庫1、2巻あたりは延々田舎の村の日常生活が“丁寧に”描写されてます。
事件が起きてるのか起きてないのかも分からない……。
だが、底に得体の知れない何かがあり、じわじわと恐怖感が湧き上がってきます。

そして、文庫3巻以降は読み出したら止まらない。
息つく暇もなく一気に読めました。いやー、本当、ハラハラした!
「もう駄目だ」という絶望の後に訪れるカタルシスがたまりません!!


読む上での注意点としては、
まず、ハードカバー上下巻か、文庫5巻を一気に買って下さい。
上巻(1巻)で挫折してはいけません。全巻読みましょう。

次に、あるキャラに感情移入したり、特定のキャラを気に入ったりすると、
あとあと酷い目にあったりします。あとあとっていうか、
次の章でもう死んでるとか、屍鬼ではよくある事なので、
ちょっと突き放して客観的に読むことをお勧めします。

最後に、私は文庫5冊買いましたが、何故か5巻の解説で、
宮部みゆきさんにハードカバーで上下巻買えと、強く勧められます。何故に?
ハードカバーの良さはよく分かりましたが、私はコンパクトな方が好きなので、文庫派です。
ハードを買うか、文庫を買うか、ご自身の主義でどうぞ。


最終的には、もやもや感の残る終わり方ですが、時々、ふと読み返したくなる小説です。
新たな視点から読むと、また違う考え方が出来るかもしれませんね。


【関連記事】---------------
屍鬼 1(藤崎竜/小野不由美)

2008.11.05 23:46 | [オススメ本]小説・ライトノベル | トラックバック(0) | コメント(0) |

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